去る8月22日から25日にかけて、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参加してきまし
た。約1年間のプロジェクト。さ〜ど〜なりますことやら．．．。
8月22日早朝、鈴鹿サ−キット到着。早々マシンやら器財やらをピットに下ろ
し、暫く仮眠。この日練習走行は、一人約2時間半、この時間内にマシンの
セットアップをしなければならない。
AM9:00 走行一回目
ペアライダーの渡辺君はメインカー、私はティーカーでコースイン！
各コーナーを確認しながら序序にペースを上げていこうと思いきやなかなかペ−
スが上がらない、焦れば焦っただけミスをする。結局7ラップしたところでチェ
ッカーとなり、ベストラップは2”27’160 現役の頃の125のベストタイムより
も遅い！まずい。対する渡辺君は順調にペースをあげて、2”23’30
まであげてきた。
走行二回目
一回目の反省をふまえつつコースイン！
目もなれてきて先ほどよりはリラックスしてラップをかさねていく。
けどやっぱり他のライダ−たちに比べると私は遅い！なかなか自分のペースで走
れない。すきを見てタイムだしをしてみるとなんとか2”23’81がでた。渡辺君
はというと、2”21’900をだしてきた。
走行三回目
これが練習最後、渡辺君は気合いが入っている。この走行で初めてメインカーに
乗ることになる。はじめに渡辺君が乗ってペースカーが入ったところでライダー
チェンジ、いつも乗っているマシンとはかなりフィ−リングが違うのを感じつつ
ラップを重ねていく。結局私は攻めきれず2”25’1どまり。
渡辺君は2”21’6で練習走行を終えた。
明日は予選。これ以上のタイムを出さなければ予選は厳しい。
8月23日予選
ファーストライダー一回目
渡辺君の予選である。コースインして順調にペースを上げていくが、2”21で停
滞してしまう。頭打ちかなと思ったところで2”20’950をだした。やった
セカンドライダー一回目
私の予選である。先日の走行では、メインマシンにうまい具合に乗れていないの
でかなり不安。乗ってみると昨日程違和感もなくタイムアタックにはいる。序序
にペースを上げていった11ラップめの130Rでまさかのギアぬけ！
いきおいあまって転倒！マシンは炎上。私はクラッシュパットまで飛ばされ
ボロボロ！ヤバ〜ヤッテモ〜タ〜。
私はそのままメディカルセンターに搬送され、怪我の手当てをしてもらい、ピッ
トに戻ってみると見るも無惨なメインマシン。急遽、スペアマシンに
メインマシンからフロント、リアのサスペンション、ブレーキ回りを移植して、
渡辺君の二回目の予選にそなえる。
ファーストライダー二回目
この時点でおそらく予選は通過しそうなので渡辺君は無理をせず予選を終えた。
8月24日
本来なら軽い整備で終わるはずだったのだが、私が転倒してしまった為
メインマシンからスペアマシンにミッションの組み替えをしなくてはならなくな
った。メインマシンのエンジンはさくさくっとバレたのだが、スペアマシンの、
ステータ−ローターが外れない！特殊工具を使っても、ハンマーでひっぱたいて
もびくともしない。ヤマハのメカニックがやっても刃が立たない。ようやくなん
とか外れたのが、作業始めてから5時間ほどたってから、
なんとかマシンが仕上がったのが夜の10時すぎ。スタッフの皆様ごめんなさい。
8月25日決勝
私の身体の具合も多少はよくなり後はスタートを待つばかり。
AM11:30
カウントダウンとともに、ファーストライダーの渡辺君がスタート！
順調にポジションを上げて24ラップでピットイン、私とチェンジ。
転ばぬように慎重にラップを重ねてゆく。予定どうり21ラップで私はピットイ
ン。渡辺君二回目のライディング。気合いの入った彼は22〜23秒台で走る。25ラ
ップを走りきりライダ−交代、私がコ−スイン。コ−スに入ってみると、なんと
雨が降り出した。コ−ス全体ではないが部分的にかなり降っている、この雨でけ
っこう転んでいるライダーが増えてきた。レインタイヤに変えるチ−ムもでてき
たが、ドライの区間もけっこうあるし、毎周コンディションが変るので暫くこの
まま行こうと決めて我慢の走行をする。
雨もやみだしウエット部分が殆どなくなってきてペースをあげはじめたとたんの
トータル86ラップ目、130Rまたしても転倒してしまった。マシンはクラッシュパ
ット、タイヤバリアを飛び越し場外。私はクラッシュパットの下敷きになり、自
力では出れない状態。オフィシャルに助けてもらいマシンの所まで行くと、シー
トレールが折れてしまっている。
この時点で走行不能だと判断したのだが、とりあえず戻ろうとオフィシャルにた
のんでマシンをしてピット入り口まで押したところでリタイアとなりました。結
局私一人でドタバタにしてしまいました。
わざわざ、東京からきていただいた、ハイランドの高島さん、スタッフの方々、
どうもすいませんでした。
最後になりましたが、サポートして頂いたブリヂストンタイヤ樣、昭和貿易樣あ
りがとうございました。
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